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Channel: 45歳で脱サラした男が50代を遊んで暮らす準備を始めたblog
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会社ごっこ

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『会社ごっこ』

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小説だけど実話のようだ。

私自身、いつぶりの小説だろうか、

起業する女性を描いた内容、

代表取締役社長。の肩書き、

脱サラして、一国一城の主になる。

世のサラリーマンは、そう夢を見てしまいがちだ(わたしのことだ、)

以前、このブログ上で廃業率の高さについて触れたことがあったけど、

よほどの綿密な計画と準備期間がなければ、

その起業は100%失敗する。

データは物語る。といったところだ。




まずはこのタイトル。

『会社ごっこ』

自分の体験を振り返って本を書き上げ、

結果、それまでやっていたことのすべてが会社のマネごとだった、

まさに会社ごっこ、をしていたと感じた著者。

そう思いつけたタイトルがこれ。

このタイトルが廃業後の筆者の気持ちのすべてを物語る。



この主人公(著者?)がやらかした最大の失敗は、

何をやりたいわけじゃないのに起業してしまった、

ということ。

まずは起業することが決めた。

そのあとに、メンバーを決め

そのあとで、何をやるかを決めた。

そして融資を申し込む、

名刺、代表印を作り、社名を考える、

たぶん、この辺が一番楽しいときだったんだろうな。

私はまだ起業したことないけど、なんかそんな気がした。

こうして開業するも、何もかも予定通りとはいかずどんぞこへ。。

この小説を読んで、起業のむずかしさを最も感じたのが、

資金繰り。

想像以上に大変だということがわかる、

特に人件費。

人を雇うことほどお金のかかるものはなく、

さいごに残るのは借金だけ。

周りにいた人さえもいなくなる。

そこまでわかっていながらも、

それでも人は起業する。

なぜなんだろう・・・。



ただ、反面教師以外でとても参考になったところもあったので、一応挙げさせていただく。

この主人公のやったことの中で、共感してしまったところが二つだけ見つけた。

一つ目は、自宅を事務所兼用にしたところ、

二つ目は、最後に行き着いたところがネットショップだというところ。

それを本業の空いた時間だけでできる副業として始めればたぶん結果は全く違っていたのだろう。

起業前の準備としてやったほうがよいことのひとつとして思い浮かぶのが、

副業で不動産投資をする

それが最も堅実、

どうしてもそういう結論に至ってしまうな、

それについては、いろいろな反論もあるだろうけども、

当ブログがそういう趣旨なんだから仕方がないでしょう、

どうかご理解ください。



ということで、

これから脱サラを考えている人、

サラリーマンを辞めて起業する覚悟はあるかどうか、

この本を読んで確認してみたらよい。

それからでも遅くはない。

たぶんこれが起業の現実なんだと思う。




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会社の壊し方、教えます。
おしゃれな都会生活にあこがれて、渋谷のベンチャー企業に就職した青山エリカ(24)。粒揃いのバカに囲まれて、あれよあれよと地獄街道まっしぐら。挙句の果てに、勢いあまってつい起業。女社長と呼ばれる、かなりとんでもない日々が始まる――。
『hon-nin』連載時から話題沸騰の崖っぷち起業ストーリーが単行本になりました。
信じられないかもしれませんが、これは実話です。
【本文より】
社名 有限会社ビーポップ(BeePop Co.,Ltd.)
本社 東京都新宿区北新宿三丁目
設立 平成十四年一月十七日
役員 取締役 青山エリカ
資本金 300万円
事業種目 イベント企画運営、デザイン事業
売上高 第一期 477,498円
 第二期 1,014,252円
 第三期より、冬眠。


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