アリさん引越社を提訴=弁償金天引きで従業員ら―名古屋地裁
時事通信 7月31日(金)17時11分配信
「アリさんマーク」のテレビCMで知られる「引越社」(名古屋市中川区)の従業員らが、客の荷物が破損した際などの弁償金を給料から天引きされるなどしたのは不当だとして、同社やグループ会社に約7000万円の支払いを求める訴えを31日、名古屋地裁に起こした。
訴状によると、同社は引っ越し作業中に発生した荷物の破損や交通事故などの賠償に必要な金額を「弁済金」名目で従業員の給料から天引きしていた。
原告の元従業員鈴木拓也さん(28)は「衣服が入っていた段ボールが雨でぬれた際、クリーニング代約15万円を現場にいた6人で払わされた」と振り返り、「違法に取られたお金を返してほしい」と訴えた。
代理人弁護士によると、原告は20~30代の男性従業員ら12人。東京や大阪でも同様の訴訟を予定しており、原告は計約30人に上る見込み。
引越社は「訴状の内容を確認できていない。内容を精査し、対応を検討していく」とコメントした。
訴状によると、同社は引っ越し作業中に発生した荷物の破損や交通事故などの賠償に必要な金額を「弁済金」名目で従業員の給料から天引きしていた。
原告の元従業員鈴木拓也さん(28)は「衣服が入っていた段ボールが雨でぬれた際、クリーニング代約15万円を現場にいた6人で払わされた」と振り返り、「違法に取られたお金を返してほしい」と訴えた。
代理人弁護士によると、原告は20~30代の男性従業員ら12人。東京や大阪でも同様の訴訟を予定しており、原告は計約30人に上る見込み。
引越社は「訴状の内容を確認できていない。内容を精査し、対応を検討していく」とコメントした。
この判決に大注目しているのは私だけではないだろう。
企業側の『採用してもらっただけありがたいと思え』体質がよく現れている事例。
アリさんを変にフォローする気はないけど、
このテの自腹なんか、一般社会では普通に行われていることです、
私の場合、以前勤務した営業会社では、確実に通算100万円近く払った実績がある。
今の会社では、強制的に負担したことは、、、
たぶん今のところないはずだけど、
自主的な負担としては、ちいさなところで当たり前のようにある。
たとえば、
お客さんからのクレームに対応するための交通費を自腹で支払ったり、
自分のミスで会社の備品を紛失してしまったときとか、
この程度なら普通に自腹。
もちろん自主的。
自主的にというよりも、会社側が意図的に請求できる雰囲気を作っていないだけなんじゃないか?
って意見もあるけど、
会社側の主張は、それも含めての給料設定(言わないけどそういうこと)
私も社会人になりたての頃、先輩にそういうものだと教わったことを覚えている。
だから、『諦めている。』というよりは、『当然すぎていまさら、、』
といったところだ。
この訴訟、
結果次第では便乗してやる、そう考えているものは多く存在するのは明らかで、
企業側もドキドキなんじゃないかな。
私はといえば、
過去に自腹した額はそんなに小さい額ではなく、
いちおう、その事実だけは立証できるだけの証拠は持っているけど、
お世話になった会社にそこまでの仕打ちは考えていない。
ただ、強制的な自腹というのはあまり気持ちの良いものではないのも事実。
この判決が従業員にとって前向きな結果だった場合も、
それぞれの企業が損害保険に加入すれば済む話、
次の従業員を募集する際、その支払い保険料が原因で給料設定に影響が出るかもしれないけど、
それが本来あるべき姿なのだから、、、
そうなったらいいと思う。
争う暇があったら働いたらいい。